RUNA戦記Ⅳ~常若の国の秘密~













 彼は、ニヤリと笑い。



「—というより、この先には魔法がないことが守りとなっている」


 遠い…。


「遠いな」


 ゲルブが、呆然としたように。



「当然、この先で、魔法は使えない。よって、巨木へ辿りつく前に溺れ死ぬ可能性が高い。俺の知る限り、成功したのは一人」


 デイン…!


「それでも、行くか?」


「他に道は、ないんだよね」



 念のために、聞く。










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