RUNA戦記Ⅳ~常若の国の秘密~










 彼は、わざわざ倒木の下を通っている。



 上からまたいで行けば早いのに。というか、下から行くにしても、四つん這いとか、せめて仰け反るのはやめようよ。




 ルナは、後ろが詰まっているのを見て、苦笑した。




 また、一歩を踏み出し。




 パシャ…。



 足が、水に触れた。



 …え?



 たしかに、ここには道標があるのに。


 何故、この先は水なのだろう。











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