プレシャス・ラブ ♪
逃げても逃げても追ってくるチャラ男の二人組み。


駅の壁際まで追いかけられた挙句に、逃げ場を失った。



「暇ならカラオケ行こうよ?なぁ~、行こうよぅ~。」


いい加減、私もキレルよ!



「暇じゃない!行かない!!」




「先輩、無理っすよ。もぅ行きましょうよ。」


チャラ男の一人が、諦めた。


その時、聞き覚えのある声が聞えた。


「そうっすよ。先輩、もぅ行って下さいよ。」


先輩と呼ばれる人の肩に腕を回す、突然現れた男。

先輩が顔を横にする。



「ユタヤじゃん!!」



エッ? 知り合い???







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