プレシャス・ラブ ♪
三章:私だけの不安♪

─ユタヤ─

今日は、髪の毛黒くしなきゃよかった。


まさか雨が降るとは…なぁ。


俺は、風呂場の鏡に映った自分の頭を見ながら、シャンプーして元の色に戻った髪を触る。


「俺、ダッセェ…」


俺、土砂降りの雨をスミレと走る時、スミレの事ばかり気になってたんだ。


何か今日はいつもと違ってて…。


しかも、スミレのキス…!!


アレは、マジやばかった!!


いつもは俺が一方的にするのに、今日は違ってて…


公衆の面前であんな…!!


積極的?つーか、何つーうか…

いつもと…こう違ってて…。




もっとキスしてたくなる感じで…



オッ!俺何考えてんだ…!!



スミレは俺の教え子、一号だ。


手ぇ出したら、不味いだろ。



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