プレシャス・ラブ ♪
私は、ベッドから立ち上がって寝室の扉を開けた。


突然、私に抱きついてきた恵。


「スミレ~!!財布なくしたぁ~!!」


「エッ?何で??」


「わかんない…。」


そうだよね…。わかんないよね…。


一志クンは、私と恵を通り過ぎる瞬間に、恵の頭を一撫でした。


「ユタヤ、風呂借りる。恵~、先は入れ~。」





私は恵がシャワーを浴びている間に眠ってしまったらしい。

ごめん恵…。


気が付くと私は、ユタヤのベッドの上にいた。


「スミレ起きた?おはよ。」


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