プレシャス・ラブ ♪
夏は日が落ちるのが遅い。

やっと夕焼け空になって、オレンジ色の光が私達を照らし始めた。


「キミ達何処行くの?一緒に遊ばない?」


いかにも遊んでますって軽そうな男2人。



チャラ男なら、ユタヤと一志クンで間に合ってます!!


なんて言えないし♪


恵がニッコリ笑うと男2人もニッコリ笑った。


「もぅ帰らないと行けないから~。」


そういって、歩き出しても付いてくる。


「何処まで帰るの~?送ってくからさ~。」



旅館の場所は、知られたくない。


私達がシカトして歩いても付いてくる。



「な。行こうよぉ~。」


そう言いながら、一人の男が私の肩に手を回した。

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