プレシャス・ラブ ♪
私は、思いっきり手を振り払った。


「触んないで!!」


ユタヤの方が、100億倍カッコイイのに、こんな奴等に興味は無い!!


「何すんだよ。痛ぇな!」


眼つきの変わった男は、腕を上げた。


掌が、私の頬を目指して動き出した。


私は、咄嗟に目を瞑ってしゃがんだ。




「ナンパ失敗したくらいで自棄になってんじゃねーよ。」



エッ???


男の人の声。


誰???




この声、知ってる。


昨日も夜遅くまで受話器越しに聞いた声。





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