ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
五十嵐くんは、切れ長の目をスッと細めて、口はしをクイッとあげる。


有無を言わせない……俺様顔。


「……っ」


こういう顔も、カッコいい。


だけど……ね?


目のやり場に困っちゃうよ。


だから、こそこそっと……。


五十嵐くんから視線をそらして、窓の外を見るフリをした。
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