ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
「バーカ。
心優、緊張しすぎ」


五十嵐くんはスタスタと歩いてきて、あたしにペットボトルをさしだした。


「悪いな。
冷たいストレートティーでもいいか?」


「いいっ……です……」


ぎくしゃくした動作でそれを受け取るあたしと、


「なんで、敬語?」


プハッとふき出しながら、あたしの隣、ソファにドシンと腰をおろす五十嵐くん。

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