ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
「べつに、驚くことじゃないだろ」
と、眉をひそめた五十嵐くんは、早口で言葉を吐き出した。
「誕生石を入れるのが、北星の決まりなんだよ。
で、俺の誕生月は4月だし。
勝手にダイヤが入るっつーわけ」
「……は……はは……。
勝手に……ね……。
ふ……。
ふーん……。
そうなんだ……」
桜花も……ね。
けっこうなお嬢様学校だとは思うけど。
と、眉をひそめた五十嵐くんは、早口で言葉を吐き出した。
「誕生石を入れるのが、北星の決まりなんだよ。
で、俺の誕生月は4月だし。
勝手にダイヤが入るっつーわけ」
「……は……はは……。
勝手に……ね……。
ふ……。
ふーん……。
そうなんだ……」
桜花も……ね。
けっこうなお嬢様学校だとは思うけど。