ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
「や……
あれは……」


「まさか、おまえ。
玲央から、ケータイとか、受け取ってねぇよな?」


ぐわっと怖い顔をして。


それから、コツン……と。


あたしと軽くおでこを合わせる五十嵐くん。


「玲央にはきちんと断れよ。
そんなもの、俺が用意してやる」


「……あ……」


「あ、じゃねぇし。
つか、おまえ。
俺以外の男としゃべるの、禁止。
それが、たとえ、俺のダチであっても」
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