ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
「バカッ!!
痛くないじゃねぇだろ!!」
目を三角につりあげて、あたしを地面に下ろすと同時に、五十嵐くんはこぶしを振りあげた。
「ひゃっ……」
ぶたれる!?
反射的に目をつむったあたしの頭、コツン……と。
予想に反して、優しいこぶしが落ちてきた。
「おまえ、バカだろ。
何かあったら、どうするんだよ!!」
痛くないじゃねぇだろ!!」
目を三角につりあげて、あたしを地面に下ろすと同時に、五十嵐くんはこぶしを振りあげた。
「ひゃっ……」
ぶたれる!?
反射的に目をつむったあたしの頭、コツン……と。
予想に反して、優しいこぶしが落ちてきた。
「おまえ、バカだろ。
何かあったら、どうするんだよ!!」