ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
「…………」


キスの最中、ふわっと香る、すごく好きな……五十嵐くんの香り。


その爽やかな香りに、ホッとして……。


それから、重ねられた体温に、心臓がトクンットクンッと飛び跳ねた。


だって、だって、だって……。


冷静に考えると……。


今、あたしの唇に……。


五十嵐くんの唇が、重なってる……?
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