ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
ポカポカポカッ!!


五十嵐くんの胸を軽く叩くと、「ハハハ……」っと笑った五十嵐くんは、あたしの手首を軽く掴んで引き寄せた。


「意地悪するくらい、べつに、いいだろ」


「……よくないもん」


「バカだな、心優は」


「もぉ!
バカバカ言わないで」


「そんなこと言っても。
心優は。
いじめたくなるくらい、かわいいんだから。
仕方ないだろ?」
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