ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
うぅっ……。
カッコいい……。


頬が熱くなってくるのを感じながら、車の中の五十嵐くんをボーッと見ていたら……。


「なにしてんだ、早く乗れ」


身を乗り出すようにしてあたしの腕を掴んだ五十嵐くんが、あたしの手首を軽く掴んで引っ張った。


そして、あたしを横に座らせると……。


「えらい、えらい」


五十嵐くんはあたしの頭をポフポフッと軽く撫でた。
< 340 / 420 >

この作品をシェア

pagetop