ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
「そ……そんなこと……」


「でもそこが、かわいいとこだけどな。
ウチの姫の」


そんなことを言いながらあたしの頭をスルリと撫で……。


「行くぞ」


あたしに背を向け、すぐに歩き出す五十嵐くん。


「……っ」


五十嵐くんに引っ張られながら、ふと……さっきの言葉が頭をよぎった。
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