ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
すぐ斜め上から降ってきた声の持ち主、五十嵐くんに腕を掴まれて、ぺリッと、のんちゃんから引き剥がされた。
そして……。
「心優、走れっ!!」
五十嵐くんは、あたしに向かって怒鳴り声をあげた。
「……え? え? えっ!?」
戸惑うあたしなんか軽く無視して、数十メートルくらい、あたしを引きずるようにして走る五十嵐くん。
そして……。
「心優、走れっ!!」
五十嵐くんは、あたしに向かって怒鳴り声をあげた。
「……え? え? えっ!?」
戸惑うあたしなんか軽く無視して、数十メートルくらい、あたしを引きずるようにして走る五十嵐くん。