ヤンキー王子とラブレッスン③【完】
どこからどう見ても、不遜で傲慢な態度なのに。


生まれながらの気品があるから、それがさらに五十嵐くんの魅力を引き立てる。


圧倒的なオーラと言うか、男の色気がハンパない。


特に今日は、いつもの制服姿じゃなくて、タキシードを着てるから……。


華やかで、まぶしいほど輝いている。


そんな五十嵐くんに、こんな風に見つめられたら……。


目のやり場に困ってしまう。


でもだからといって、目がはなせなくて……。


あたしは五十嵐くんを見つめ続けた。
< 55 / 420 >

この作品をシェア

pagetop