だから俺を好きになれ


「な、何でしょうか?」


不良さんはおもむろに立ち上がると、路地の壁に私を押し付ける形で、私の行く手を遮った。




「この事、誰にも言うんじゃねぇぞ」



この事って、ネコか?

ネコのことなのか?!



つか、

顔が近いわっ!!




「分かったな?」


知らん!
なんだその命令口調は!


とりあえず、退いてくれ!


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