だから俺を好きになれ


「おい、聞いてんのか?」

不良さんは、何も言わない私を覗きこむ。

てか、睨み付ける。



こ…
怖っ!!


何で私がこんな目に逢わなきゃいけないんだ。


『王道すぎる!!』って叫んだのは謝りますが。


そんなに見られたくないなら、人が来ないとこで思う存分ネコちゃん可愛がりなさいよ!



「知らない。退いて!」



どんっ!

っと、私はおもいっきり、不良さんを突飛ばした。


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