だから俺を好きになれ
「…テメェ…」
うわぁ…。
怒ってるわ。
でも私は悪くない。
悪いのはそっちだ。
一方的に、そっちだ!
だから、退かん!
「うるさい!
私には睨まれる筋合いも、命令される筋合いもない!
だ、だけど!
このことは黙っててあげるから!
見逃してっ」
「…は?」
一気にまくしたてて、ダッシュでその場を去る私。
よく言った!私!
最後がヘタレな感じがしたけど、逃げられたから良しとしよう。