だから俺を好きになれ



そう叫んでアイツを睨む。



「ハハハッ!

やっぱ雪菜ちゃん、君面白いね」



そう言って、私の頭をぽんぽん叩く長身の男。


犬みたいに扱うな!
全く…。


私がそう思いながら黙っていると、



「優也、触んな」


藤堂大地は、私の頭に触れる長身の男の腕を掴んだ。


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