だから俺を好きになれ



「は、離して…」


強い力に押されて、建物の壁に押しつけられる。


足の間にアイツの足があって、動けない。



…ヤバイヤバイ
ヤバーーーーイ!!!

ちょっとこれ、シャレになんない!




どうしようとあわあわしてる間に、近づいてくるアイツの顔。


思わず、顔を背ける。



「こっち向け」



が、
藤堂大地のデカい手に顔を挟まれ、いとも簡単に振り向かされる。




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