あなたのぬくもり
そう思いながら私は泣いた。
目を閉じて泣いた。
どれくらいか泣いて目を開けると、薄暗い天井が見えた。
「またあの夢…。」
そう言いながら涙を拭いた。
あの日から毎日、毎日、夜…夢を見て、寝れなくなっていた。
朝方になったら寝れる。
でも、辺りが真っ暗な時は寝れなかった。
私は朝までずっと起きていて、朝と夜が逆転していた。
そんな私をお母さんは怒鳴った。
いつまで寝てるの…とか
早く行きなさい…とか
私は孤独で仕方がなかった。