あなたのぬくもり
「そうだといいんだけどな。」

「うーん…なんか難しいね。」

「そーだな。慰めてよ。」

「慰めてって言われても…。」

私は何か嫌な感じだったので家に帰ろうとした。

「私、今日は帰ります!!」

そういって、家に帰ろうとした

だがその時、急に雨が降ってきてどしゃ降りになった。

「雨だし家まで送るよ。」

「大丈夫です!!」

「いいから乗って。おれ呼び出しておいて罪悪感しか残んないから。」

「でも…。」

「何もしないから、絶対。」

「…分かった。」

そう頷いて私は車に乗った。

その頃の私は純粋で何も疑わない、馬鹿だった…。
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