白球の彼方~君に託した夢~



「よし!今手挙げた奴ら明日から午後練参加しろ!!」



え…


それってもう野球部に入ったってことなのか…?


「返事は?」


「「は、はい!」」


監督の言った事がよくわからないまま今日の練習は終わった。



海「なぁ、結局俺ら正式な野球部員なのかな?」
『そうなんじゃね?』

「なんかいきなりだよな。練習ついていけるか心配なってきた。」

『お前みたいな奴の弱音聞いても何も思わないんだけど。』

「お前完璧俺をアホキャラだと思ってるだろ。」




そんな事を言いながら俺達は部屋に戻ってきた。



窓を見ると夕日が綺麗に輝いていた。


小学校で馬鹿しあってた友達とも見てた夕日。




ずっと一緒にいた友達にも家族にも会えないのは
中一の俺には少し辛い。




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