白球の彼方~君に託した夢~
竜「どうしたの、そんなしんみりしちゃってさ。」
『うぉっ!竜稀、いるなら返事しろよな~』
竜「結構前からいたんだけどな~。俺ってそんな影薄い?」
『んな事ねぇよ!それよりあの馬鹿は?』
「あの馬鹿は隣人に挨拶しに行ってるよ。
そんな事しなくていいのにね。」
竜稀はフフッと静かに笑う。
調度竜稀に夕日の光が差し掛かり
なんだか芸能人並にかっこよく見えた。
あ、別にホモじゃないです。
「それより、そんなに切ない顔してたから心配になったよ。ほれ。」
竜稀の手には缶ジュースがあった。
因みに俺の大好きな桃のジュースだった。
偶然なのか元々知っていたのかは謎だけど、
俺の気分は単純に舞い上がった。