白球の彼方~君に託した夢~
「あっはっはっは!!!愛しのってなんやねん!!!ウケるはー!」
笑い声の元はもう一人の副部長、船木由伸(フナキヨシノブ)先輩。
実際話した事はないけど、独特な関西弁が特徴でポジションはセンター。
チームのムードメーカー的存在…らしい。by岡部部長.
「なぁ修一!お前もそう思わんか!?
だいたいお前も4時からなんてめちゃくちゃな事言うやないか!」
船木先輩は岡部先輩と仲がいいのか、お互い名前で読んでいる。
「…少しでも沢山練習しないと強くなれない。由伸はサボりたいだけだろ」
「なんやて!?まぁ大当りやけどな!」
当たってんのかよ。
「修一はそんなお固い考えやから童貞なんじゃよ!」
「…お前もな。」
岡部先輩の冷静なツッコミに皆が笑う。
「今笑った奴ら後で覚えとけや!」
そんな怖い事を言いながら船木先輩は笑っている。