白球の彼方~君に託した夢~

そう言って雛菊はせっせとボール磨きをしに何処かへ行ってしまった。





『お前、あれか…ことごとく斬られるタイプだよな』


「うるせぇ…俺は諦めんぞ!早く花音ちゃんに会いたいなぁ…。」




もうこいつは駄目みたいだ。





東「おいお前らバッテリー。早く走り込みの準備しろ。もうすぐ雛菊がタイマー持って来るから。」


海「え!?美愛ちゃんが見てくれるんすか!?」


東「そうだけど…。」



海斗は小さめにガッツポーズをしていた。



花音ちゃんに会いたいはどうなったんだよ…。





でも雛菊がいるって聞いて、
少しテンションが上がる。






もう俺も駄目みたいだ。







雛菊が好きで仕方がない。



< 43 / 94 >

この作品をシェア

pagetop