情炎の焔~危険な戦国軍師~
「とりあえずここへ」
私が通されたのは書院造りの部屋だった。
そこへ…。
「失礼します」
低いけど、辺りに澄み渡るような男性の声が襖越しにした。
なぜか私の胸が高鳴る。
「入れ」
「はっ」
入ってきたのは、背が高く、がっちりした体格でワイルドな印象だけれども爽やかな雰囲気の人。
驚いた。
ゲームでのイメージとさほど変わらない。
言われなくても誰だかわかる。
期待は的中した。
「友衣と言ったな。この男は家老の島左近だ」
そう、本物の島左近に会えるかもという期待。
「どうも」
やはりゲームと変わらないドライな感じで左近様が言う。
「あ、各務友衣と申します」
慌てて丁重に頭を下げた。
「ところであんた、なんでそんな珍妙な格好を?」
左近様が不思議そうに私全体を見てくる。
ち、珍妙って。
「オレも聞きたい。先程お前は日の本の人間だと言った。だが、この国にそんな袖の短い着物はない」
そう言った三成様と左近様、両方の視線が私を射抜く。
「うーん」
話すしかないのかな。
私が未来から来たってこと。
「じゃあ話しますけど…笑わないで聞いて下さいね?」
私が通されたのは書院造りの部屋だった。
そこへ…。
「失礼します」
低いけど、辺りに澄み渡るような男性の声が襖越しにした。
なぜか私の胸が高鳴る。
「入れ」
「はっ」
入ってきたのは、背が高く、がっちりした体格でワイルドな印象だけれども爽やかな雰囲気の人。
驚いた。
ゲームでのイメージとさほど変わらない。
言われなくても誰だかわかる。
期待は的中した。
「友衣と言ったな。この男は家老の島左近だ」
そう、本物の島左近に会えるかもという期待。
「どうも」
やはりゲームと変わらないドライな感じで左近様が言う。
「あ、各務友衣と申します」
慌てて丁重に頭を下げた。
「ところであんた、なんでそんな珍妙な格好を?」
左近様が不思議そうに私全体を見てくる。
ち、珍妙って。
「オレも聞きたい。先程お前は日の本の人間だと言った。だが、この国にそんな袖の短い着物はない」
そう言った三成様と左近様、両方の視線が私を射抜く。
「うーん」
話すしかないのかな。
私が未来から来たってこと。
「じゃあ話しますけど…笑わないで聞いて下さいね?」