情炎の焔~危険な戦国軍師~
そしてついにそれから数日後。


「オレ達も大坂へ行くぞ」


と、三成様に言われた。


三成様と手兵達で船に乗り、淀川を下っていくという。


そして夕闇が迫ろうかという頃、私達は出発した。


ようやく左近様に会える。


そんな期待。


戦の時が近付いている。


そんな不安。


私の中に渦巻く複雑な感情を乗せて船は進んでいくのであった。
< 102 / 463 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop