情炎の焔~危険な戦国軍師~
その言葉がどういう意味であるかはわかっていた。
わかっていて左近様の部屋について行った。
「友衣さん」
褥の上から見上げた彼の目は優しい。
慈しむような目だ。
唇が重なる。
前にしたような優しいキスではない。
今夜は情熱的だ。
初めてのことに頭の芯がぼんやりする。
「もうあんたを離さない。今夜だけじゃなく、この先も」
髪が柔らかく撫でられた。
「私も。私も左近様とずっと一緒にいたいです」
求めるように手を伸ばし、左近様の肩を抱き寄せてうっとりと目をつむる。
しゅるり、と着物の帯がほどかれるのを感じながら、私はすべてを目の前の愛しい人に委ねた。
彼の指が動くたび、胸の奥にある情炎の焔が燃え上がる。
好き。
大好きです、左近様…。
わかっていて左近様の部屋について行った。
「友衣さん」
褥の上から見上げた彼の目は優しい。
慈しむような目だ。
唇が重なる。
前にしたような優しいキスではない。
今夜は情熱的だ。
初めてのことに頭の芯がぼんやりする。
「もうあんたを離さない。今夜だけじゃなく、この先も」
髪が柔らかく撫でられた。
「私も。私も左近様とずっと一緒にいたいです」
求めるように手を伸ばし、左近様の肩を抱き寄せてうっとりと目をつむる。
しゅるり、と着物の帯がほどかれるのを感じながら、私はすべてを目の前の愛しい人に委ねた。
彼の指が動くたび、胸の奥にある情炎の焔が燃え上がる。
好き。
大好きです、左近様…。