情炎の焔~危険な戦国軍師~
それから私は他の兵士と手合わせを何回かした後、戦況はしばらく動かないと見て現代から持ってきたマンガを読んでいた。


マンガと言ってもそれは日本の歴史に関する内容。


何かヒントを得られるかもしれないと思ったからである。


しかし、現実はそううまくいかない。


あの歴史小説に書いてあったこと以上の情報はなかった。


「うーん、ダメか」


落胆してマンガをパタッと閉じる。


すると。


「どりゃあああ!」


中庭から謎の叫び声がした。


な、何?


「俺達の未来を、お前達なぞに壊されてたまるか!」


そんなセリフも聞こえる。


なんとまさかのプロポーズ?


気になった私は中庭へと急いだ。
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