情炎の焔~危険な戦国軍師~
ーサイド友衣ー
朝、睡蓮さんにもう一度お礼を言ってから私は馬に乗って山道を進んだ。
「三成様、どこにいるんですかーっ?」
私の声は木立の中へむなしく消えていく。
「三成様ーっ」
叫んでも叫んでも返事はない。
山道をひたすら叫びながら移動しても、状況は何も変わらない。
「まさかもう追っ手に捕まっちゃったのかな」
やりきれない思いで呟く。
その時、ふいに背後から声がした。
「もしや、あなたは三成殿をおさがしですか?」
朝、睡蓮さんにもう一度お礼を言ってから私は馬に乗って山道を進んだ。
「三成様、どこにいるんですかーっ?」
私の声は木立の中へむなしく消えていく。
「三成様ーっ」
叫んでも叫んでも返事はない。
山道をひたすら叫びながら移動しても、状況は何も変わらない。
「まさかもう追っ手に捕まっちゃったのかな」
やりきれない思いで呟く。
その時、ふいに背後から声がした。
「もしや、あなたは三成殿をおさがしですか?」