情炎の焔~危険な戦国軍師~
その後、法春さんに勝手に飛び出して行った事情を話し、詫びた。
そして再び左近様の元へ行き、話をした。
「睡蓮さんという方に会いました」
「睡蓮に?」
左近様のただでさえ大きな目が一回り大きくなる。
「はい」
「あいつにも悪いことをしちまいましたね」
その顔には後悔の念がにじみ出ていた。
「聞きましたよ。相当なプレイボーイだったんですって?」
なんたって数いる女って言ってたもんね。
「ぷれいぼおい?」
鳩が豆鉄砲を食らったような顔を見てハッとする。
あ、いけない。
また横文字が出てしまった。
慌てて言い直す。
「あ、あの、相当女をたぶらかしてたんですって?左近様が一途に誰かを愛するなんて、天地がひっくり返ってもありえないと思ってたって言ってましたよ」
「睡蓮、ずいぶん余計なことを友衣さんに教えてくれましたね」
苦笑したその顔はすぐに真剣なものになる。
「だが、それは確かに事実です。知っているでしょう?俺は誑しの左近だったって」
「はい」
私は正直に答えた。
そして再び左近様の元へ行き、話をした。
「睡蓮さんという方に会いました」
「睡蓮に?」
左近様のただでさえ大きな目が一回り大きくなる。
「はい」
「あいつにも悪いことをしちまいましたね」
その顔には後悔の念がにじみ出ていた。
「聞きましたよ。相当なプレイボーイだったんですって?」
なんたって数いる女って言ってたもんね。
「ぷれいぼおい?」
鳩が豆鉄砲を食らったような顔を見てハッとする。
あ、いけない。
また横文字が出てしまった。
慌てて言い直す。
「あ、あの、相当女をたぶらかしてたんですって?左近様が一途に誰かを愛するなんて、天地がひっくり返ってもありえないと思ってたって言ってましたよ」
「睡蓮、ずいぶん余計なことを友衣さんに教えてくれましたね」
苦笑したその顔はすぐに真剣なものになる。
「だが、それは確かに事実です。知っているでしょう?俺は誑しの左近だったって」
「はい」
私は正直に答えた。