情炎の焔~危険な戦国軍師~
第39戦 誇り高き最期
ーサイド友衣ー
その後の数日間はお寺の周辺を捜索した。
「三成様ー!」
しかし、喉が枯れるほど呼んでも返事はない。
もう敵に捕まってしまったのかな。
「嫌だっ」
三成様を助けたい。
あの歴史小説の文章が消えたのは、三成様を助けられる可能性があるからだと信じたい。
しかし、そんな気持ちとは裏腹に時間はただただ無情に過ぎていく。
「どうか殿をお救い下さい」
左近様も心配を隠しきれない様子だ。
毎日お祈りをしている。
今も仏間で願っているところだ。
その時、私のいる部屋に法春さんがいつになく慌てた様子で入ってきた。
「大変です!小助が…」
その後の数日間はお寺の周辺を捜索した。
「三成様ー!」
しかし、喉が枯れるほど呼んでも返事はない。
もう敵に捕まってしまったのかな。
「嫌だっ」
三成様を助けたい。
あの歴史小説の文章が消えたのは、三成様を助けられる可能性があるからだと信じたい。
しかし、そんな気持ちとは裏腹に時間はただただ無情に過ぎていく。
「どうか殿をお救い下さい」
左近様も心配を隠しきれない様子だ。
毎日お祈りをしている。
今も仏間で願っているところだ。
その時、私のいる部屋に法春さんがいつになく慌てた様子で入ってきた。
「大変です!小助が…」