情炎の焔~危険な戦国軍師~
「今日はクリスマスかあ」


なんだか今日も楽しくなるような気がしてつい頬が緩んだ時。


ふと、私は自分の体の異常に気付いた。


「何、これ」


なぜかつま先からまばゆい光の粒がたくさん出ては、サイダーの泡のように上昇している。


その時、私は瞬時に悟った。


「未来へ、帰るんだ…」


そんな。


この先もこの世界で生きられると思っていたのに。


悲しみが胸を支配した瞬間、ふいに背後から一番別れたくない人の声がした。


「友衣さん?」
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