情炎の焔~危険な戦国軍師~
2012年8月、夏休み
「友衣~」
ああ、架恋ちゃんが手を振っている。
「友衣、いらっしゃい。さ、上がって上がって」
「お邪魔しまーす」
ここは架恋ちゃんが住んでいるアパートの部屋。
そして私達の手にはゲーム機。
飛燕の如く舞えをプレイしているのは友達の中でも架恋ちゃんだけで、私達はよく2人で通信対戦をしている。
「ようし、今日は負けないから」
架恋ちゃんが意気込む。
「私だって最強メンバーのチームだからね」
「って言っても友衣はいつも同じパーティじゃない」
「うん。好きなんだもん」
パーティ構成はいつも石田三成、島左近、真田幸村、大谷吉継。
「友衣ってさ、なんかその4人に思い入れでもあるの?」
「あるよ」
特に島左近という人には。
「友衣さん!」
私を呼んだあの声。
いつも見せてくれた微笑み。
抱きしめられた腕の温かさまで忘れられない。
私はこんなに想っているのに、現代に戻ってきてから一度もタイムスリップ出来ていない。
「友衣~」
ああ、架恋ちゃんが手を振っている。
「友衣、いらっしゃい。さ、上がって上がって」
「お邪魔しまーす」
ここは架恋ちゃんが住んでいるアパートの部屋。
そして私達の手にはゲーム機。
飛燕の如く舞えをプレイしているのは友達の中でも架恋ちゃんだけで、私達はよく2人で通信対戦をしている。
「ようし、今日は負けないから」
架恋ちゃんが意気込む。
「私だって最強メンバーのチームだからね」
「って言っても友衣はいつも同じパーティじゃない」
「うん。好きなんだもん」
パーティ構成はいつも石田三成、島左近、真田幸村、大谷吉継。
「友衣ってさ、なんかその4人に思い入れでもあるの?」
「あるよ」
特に島左近という人には。
「友衣さん!」
私を呼んだあの声。
いつも見せてくれた微笑み。
抱きしめられた腕の温かさまで忘れられない。
私はこんなに想っているのに、現代に戻ってきてから一度もタイムスリップ出来ていない。