情炎の焔~危険な戦国軍師~
「あの、私、追いかけられる要素なくないですか?なんか恋愛の駆け引きだとか色々、難しいことなんて全然わからないですし」
私は感情が表に出やすい方だから、ミステリアスな女の人とか演じられないしね。
そして変な所でツンな要素を出したり、逆に不意を突かれるとデレてしまったりする。
「そんなことありませんよ。俺に惹かれながら、素直に喜ばないで恥ずかしがったりとか、ね」
「おおう。俺に惹かれて、とはこれまた自意識過剰な発言だあ」
ストレートな物言いに若干うろたえた。
「あとは、逆に素直に嫉妬だとか悪い感情も出してくれると、心を許してくれるって思うのでもっと探りたくなりますね。四六時中ニコニコされてばかりじゃ逆に繕ってるなって思ってしまいますし」
うーんと、要するにガードが固すぎてもその逆でもダメで、私はたまたま素直になるべき所とならない所のバランスやタイミングが良かったってことなのかな。
告白された時、女なんて皆しとやかぶって媚びるけどあんたは悪い面までも素直に見せてくれるみたいなこと言われたし。
うーん、なんか男心って難しいや。
「そんなわけで、そういう女って燃えますね」
「そ、そうですか」
もう何てコメントしたらいいのやら。
「あっ、あんたに関してはもちろんもっと色々ありますよ?だから今のはあまり気にしないで下さい」
「色々って、例えば?」
今までさんざんからかわれてきたので、ちょっと意地悪な質問をしてみる。
「そうですね。一途なところとか、喜怒哀楽がわりとはっきりしていて裏表がないところとか」
「他には?」
するとフッと艶やかな(という表現を使いたくなるほど色気がある)微笑みを浮かべ、いきなり顔を近付けて来たと思うと耳元で囁いた。
「従順なところとか?主に褥の上で」
「うわあああー」
恥ずかしくなった私はわざとそう言って、畳の上にうつ伏せになって体を丸くした。
もはや土下座に近い体勢だ。
すると苦笑する声が降ってきた。
私は感情が表に出やすい方だから、ミステリアスな女の人とか演じられないしね。
そして変な所でツンな要素を出したり、逆に不意を突かれるとデレてしまったりする。
「そんなことありませんよ。俺に惹かれながら、素直に喜ばないで恥ずかしがったりとか、ね」
「おおう。俺に惹かれて、とはこれまた自意識過剰な発言だあ」
ストレートな物言いに若干うろたえた。
「あとは、逆に素直に嫉妬だとか悪い感情も出してくれると、心を許してくれるって思うのでもっと探りたくなりますね。四六時中ニコニコされてばかりじゃ逆に繕ってるなって思ってしまいますし」
うーんと、要するにガードが固すぎてもその逆でもダメで、私はたまたま素直になるべき所とならない所のバランスやタイミングが良かったってことなのかな。
告白された時、女なんて皆しとやかぶって媚びるけどあんたは悪い面までも素直に見せてくれるみたいなこと言われたし。
うーん、なんか男心って難しいや。
「そんなわけで、そういう女って燃えますね」
「そ、そうですか」
もう何てコメントしたらいいのやら。
「あっ、あんたに関してはもちろんもっと色々ありますよ?だから今のはあまり気にしないで下さい」
「色々って、例えば?」
今までさんざんからかわれてきたので、ちょっと意地悪な質問をしてみる。
「そうですね。一途なところとか、喜怒哀楽がわりとはっきりしていて裏表がないところとか」
「他には?」
するとフッと艶やかな(という表現を使いたくなるほど色気がある)微笑みを浮かべ、いきなり顔を近付けて来たと思うと耳元で囁いた。
「従順なところとか?主に褥の上で」
「うわあああー」
恥ずかしくなった私はわざとそう言って、畳の上にうつ伏せになって体を丸くした。
もはや土下座に近い体勢だ。
すると苦笑する声が降ってきた。