情炎の焔~危険な戦国軍師~
第54戦 突然の別れ
-side左近-
翌日。
「う…」
俺が目を覚ますと、隣にはすやすや眠る友衣さん。
昨日のばれんたは和解し、愛し合い、時間が止まってほしいと思うほど幸せだった。
友衣さん、ありがとう。
年甲斐もなくつまらないことで傷つけたこんな男を愛してくれて。
そっとそのしなやかな体を包むように抱きしめる。
空模様のように目まぐるしく変わる表情の持ち主だが、一番大事な人。
「あんたは俺が守ります」
ゆっくりと髪を撫でても彼女の幼く愛らしい寝顔は変わらない。
こんな乱世じゃ夢物語かもしれない。
だが、願ってしまう。
平和な世の中で彼女と幸せに暮らしていきたいと。
そんな武士らしくないことを考えてしまうのは、やはりそれほどまでに友衣さんが大きな存在だからである。
俺が、守るんだ。
誓うように彼女の左手を取って自分の右手と繋ぐ。
友衣さんは俺の胸で「左近、様」と寝言を言って幸せそうに微笑んでまだ眠っていた。
その後、俺は幸村に会いに行くことにした。
翌日。
「う…」
俺が目を覚ますと、隣にはすやすや眠る友衣さん。
昨日のばれんたは和解し、愛し合い、時間が止まってほしいと思うほど幸せだった。
友衣さん、ありがとう。
年甲斐もなくつまらないことで傷つけたこんな男を愛してくれて。
そっとそのしなやかな体を包むように抱きしめる。
空模様のように目まぐるしく変わる表情の持ち主だが、一番大事な人。
「あんたは俺が守ります」
ゆっくりと髪を撫でても彼女の幼く愛らしい寝顔は変わらない。
こんな乱世じゃ夢物語かもしれない。
だが、願ってしまう。
平和な世の中で彼女と幸せに暮らしていきたいと。
そんな武士らしくないことを考えてしまうのは、やはりそれほどまでに友衣さんが大きな存在だからである。
俺が、守るんだ。
誓うように彼女の左手を取って自分の右手と繋ぐ。
友衣さんは俺の胸で「左近、様」と寝言を言って幸せそうに微笑んでまだ眠っていた。
その後、俺は幸村に会いに行くことにした。