情炎の焔~危険な戦国軍師~
「キャー!」
その夜、ひなたさんに相談しようと思って昼間の左近様とのやりとりを話すと、彼女は夜闇をも切り裂きそうな甲高い声を出した。
「しーっ。夜なんだから静かに」
「ごめん。でも興奮しちゃって」
「なんでひなたさんが興奮するの」
私がしたいくらいだよ。
「それにしても左近様ったら、もしかしたら友衣のこと、好きなんじゃないの?」
「いやいや、誑し込んでるだけでしょ」
口では否定するけど、心の中で期待している。
滑稽な私。
「愛の告白でもされたら教えてよ」
思わず頷きそうになってしまうほど、早くも私の気持ちは浮つき始めていた。
その夜、ひなたさんに相談しようと思って昼間の左近様とのやりとりを話すと、彼女は夜闇をも切り裂きそうな甲高い声を出した。
「しーっ。夜なんだから静かに」
「ごめん。でも興奮しちゃって」
「なんでひなたさんが興奮するの」
私がしたいくらいだよ。
「それにしても左近様ったら、もしかしたら友衣のこと、好きなんじゃないの?」
「いやいや、誑し込んでるだけでしょ」
口では否定するけど、心の中で期待している。
滑稽な私。
「愛の告白でもされたら教えてよ」
思わず頷きそうになってしまうほど、早くも私の気持ちは浮つき始めていた。