小さなあくび。





もう、空は暗くなってるのに
電気をつける気力もなくて



倒れこむようにベットに
うつ伏せになりながら

携帯のディスプレイとにらめっこしてる。

















着信が3件。












昂兄。こんなに電話してたら、
芙美子さんに怒られちゃうよ?





そう、思いながらも
あたしを気にかけてくれてることが
嬉しくてたまらないなんて


最低だね、
あたし。






また、着信。





「もしも~し!」









ー ささ、何で電話出てくれないの?




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