小さなあくび。
「寝坊助嬢
部屋まで迎えに来ないと
デートにも行けないのかー?」
「ごめんってばー!!!」
目覚ましをかけて置いたのに
昨日、いや、今朝まで
いろんなことを考え込みすぎて
寝れなくて、
薄明るくなってきた頃に
寝た記憶まてまはあるんだけど、
見事に二日連続
寝起きの姿を見られました。
「じゃあ、寝坊助笹ちゃんのために
ブランチでもいきますか。」
車を運転する昂兄は
いつもより割り増しにかっこよくて、
横顔をこんなに
じっくり見たのって
はじめてじゃないかっていうくらい
目を離すことができなかった。
芙美子さん、
幸せだろうなぁ、、。
「よし、着いた。
俺の友達がコックしてんの、ここ。」