雪は白、真っ赤な太陽。
「「じゃあ彼女はやってくれるってことでいいのか?」」
「いや、それが何回か、モデルになりたいとか思わない?とか
人前に立ちたいとか思わない?って聞いてみたんだけど、
本人は全否定で、絶対にやりたくないらしい。」
「「まじか、全否定はきついな。で、どうすればいいんだ?無理やりはさすがにできないけど。」」
「もちろん、無理やりはだめだろ。
俺は彼女を連れてくるだけ。説得は太陽がやってくれ。
それで俺からも1つ頼みがあるんだ。」
「「ん、俺にできることならよろこんで。」」
「ありがと。頼みってのは、彼女と仲良くして欲しいんだ。
俺も先週仲良くなったばっかりなんだけど、
大学では、彼女の噂が出回っていて彼女自身が動くことが出来なくて困っているみたいだし、
その噂が彼女のイメージに勝手になっていてみんなも話しかけづらいみたいなんだ。
本人もまず、かなりの人見知りらしいし。」