雪は白、真っ赤な太陽。
*3
お昼休みに一緒にご飯を食べて、必修の心理学の授業をうけるため
ふざけながら教室に入った。
教室に入ると痛いくらいの視線。
分かっている。わたしみたいな暗い女がなぜ東雲なんかと歩いているのだろう。と思っているのだろう。
元気を失い、おとなしくなる。
「東雲、東雲の友達あそこにいるよ。」
「「あ、ほんとだ。」」
「じゃあ、明日ね。」
東雲とは逆の方向に進む。が、
「「なんで?授業さぼんのか?」」
「ううん。東雲いつもいる人たちのところに行かなくていいの?」
「「なんだ。そんなのどうだっていいよ。べったりくっついてるわけじゃないし。」」