雪は白、真っ赤な太陽。
東雲はそう言って、近くの椅子に座った。
わたしは呆然としてそこに立ちすくんでいると
東雲はくるっとわたしのほうに振り返り、東雲の隣りの椅子をぱんぱんとたたく。
「「ほら、座んないの?あと、白雪にいいお知らせがあるんだけど。聞きたい?」」
「なに?聞きたい。」
「「じゃ、教えてあげるから早く座って。」」
なんだか東雲にうまくのせられた気がしてちょっと悔しいけど、
お知らせのほうが聞きたいし気になるのでおとなしく彼の隣りに座った。
「「さて、まず、白雪今日暇だったりする?」」
「ごめんね。今日はちょっと用事かある。なんで?」
「「別に今日じゃなくてもいいんだけど、俺の従兄弟の家に遊びに行かない?凄くいい奴で俺も大好きなんだ。どう?いきなり学校の奴らと話すのも緊張するだろうとおもって。今日がむりなら一週間後とかは?」」
「一週間後ならあいてるけど・・・。
いい人?・・・・・なの?」