雪は白、真っ赤な太陽。



それにしても、白雪と一緒に来て一緒に授業を受けるだけでこの反応か。


少しびっくりした。いや、大分だ。
予想外だった。




注目は確かにされるとおもったが、一緒に教室に入った瞬間にたくさんの視線。
白雪はこれが毎日なのかと思うとすこしぞっとした。



帰りながら手の中にあったメモをひらくと
細く遠慮がちな字で、




一週間後の授業が終わる2時40分にいつも一緒にご飯を食べている場所に集合





と書いてあった。


ただ、太陽に会いに行く約束なだけ、いつもの場所で会うだけのこと。

そう思おうとしたが、
俺の心臓はどきどきといつもより早く脈打っていた。

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