総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜



それから30分後。



『……ありがとうございました』


私はお金を渡しながら、スマイルを忘れた美容師さんに頭を下げた。


鏡を見ると、ギリギリ少年に見える私と目が合う。


『……うん、男っぽい』


「当然だ。俺がやったんだから」


『……俺様?』「うるせぇ」


正直に言ったら、デコピンを喰らった。くそ、結構痛いぞコレ。



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