総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜
―――――俺と付き合え
『………っ!』
あの時に感じた雷河の温もりと言葉を思い出し、私は思わず両手で顔を覆った。
(あーもー、私の馬鹿!せっかく思い出さないようにしてたのに!!)
頭をブンブンと強く振り、頬に上った熱を冷まそうと試みる。
ハタ
その傍から見たら間抜けな光景は、私が冷静になるまでしばらく続けられる事となるのだった。
―――――…
――――――…