総長様はご機嫌ナナメ 〜裂空VS獄炎〜
「なーなー、クラスメイト!!お前…東さんと知り合いなのか!?」
『………は?』
先程入ってきたクラスメイトの、黒髪の方に勢い良く話し掛けられた。
整った顔立ちに、黒い伊達眼鏡。その奥にある黒い瞳は、好奇心でキラキラしている。
『……お、おう…………』
その勢いに負けて、思わず肯定したその時……
「お前、馬鹿だろ。お互いに名前が思い出せない状況で、どうしてそれを最初に聞く?」
……なんか、凄い毒舌が頭上から降ってきた。